☆DRUMMER☆彡
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曲の中でドラマーが演奏していてる繰り返される音、そして曲の土台になっているのがドラムビートです。
ドラマーは縁の下の力持ちともい呼ばれますが、そう呼ばれるくらいドラマーの能力はバンドにとって大切です。バンドを生かすも殺すもドラマーにかかっていると言っても過言ではありません。
ドラマーが下手なバンドは売れない!とまで言われています。
バンドにとって超重要なドラマー!
誰よりもカッコイイ個性的なビートを刻めるようになる為に、ビートのメカニズムを理解してマスターしましょう!
ここで、他のどのテキストよりも解りやすく徹底的に解説します!
目 次
ドラム演奏の中でのビートの重要性
大好きで大好きで、音楽よりも曲よりもドラムの方が大好きです!
私は今でもドラムが大好きです(笑)
とっても良い事ですね!
好き!と思う気持ちが「才能」ですから!
好きだと思った時点で才能ありなんですよ!
また話がそれそうになっているので戻します。
ドラムをやり始める人はドラムが大好きです。
だって、あんなに大きい音が鳴る楽器を叩ける場所なんてなかなか無いし。
ドラムなんていう楽器、、、近所のお兄ちゃんに借りようとしても持ってるわけ無いし。
それでもやろうとするんですから、そりゃ大好きな人しかいませんよね!
高速のタム回しなんてそりゃカッコイイに決まってます!
しかし速さを求める楽器演奏って、何かへんじゃありませんか?
その思考は音楽というよりもむしろスポーツの様な気がしてなりません。
楽器の中でもドラムという楽器はスポーツ的な思考になり易いのでお気を付けください。
スポーツ的思考でドラムを演奏していると、バンドで合奏する時にメンバー達の雰囲気やノリに合わせることが出来ずで、メンバーに嫌がられます。
音楽というのは速さでは無く、ビートのグルーヴで揺れや奥行きを感じたり、ダイナミクスを付けると気持ちの高鳴りや減退感を感じたり、気持ちが凹んでいる時に勇気づけられたり、バンドメンバー全員で呼吸を合わせたり、その他無限の感覚を感じる事が出来る魅力的なものなのです。
前置きが少し長くなりましたが、無限の魅力を持つ音楽の土台になているのがリズムでありドラムビートなのです。
ドラマーが刻むかっこいいビートがあるから、ギタリストやベーシスト、そしてボーカルの歌が映えてより一層カッコよく聞こえるんです。
そして、ビートにもちゃんと10人10色の個性があるんですよ!
派手なフィルインよりもカッコイイであろう個性がちゃんとあるんです!
ドラムビートが上手くてカッコイイと、共演者は自分の演奏がいつもより上手になった気分になります。
「ドラマーはお前じゃなきゃダメだ!」なんて事も言ってもらえるようになります!
誰よりもカッコイイ個性的なビートを刻めるようになる為に、ビートのメカニズムを理解してマスターしましょう!
ドラム演奏の中でのビートの重要性は
断トツで1番大切!です。
基本ビートの種類
★楽譜記号の読み方
4分の4拍子で、演奏するビートの基本単位音符(最も基準になる音符)が16分音符であるビート。
主に2拍目と4拍目にアクセントをおくバックビートで歌いながら演奏するスタイル。
そして、16分音符を感じ取れるフィーリング(ノリ)である事が最も重要である。
ハイハットやライドシンバルを使って基本単位音符の16分音符を刻む方法が一般的です。
主に黒人ドラマーが得意としキレのある歯切れのよい16ビートを演奏する事で知られる。
SOULをはじめ多くのジャンルで用いられるビートである。
オススメの16ビートらしい歌い方
ドクツクタクツド
ドクツクタクツク
ドとタにアクセントを付けて歌ったり、ツにアクセントを付けて歌ったりすると大幅に雰囲気が変わってカッコイイ!
歯切れよく細かい音でビートの精度が高いのが16ビートらしい雰囲気である。
8ビートとの雰囲気の違いをしっかり感じて理解しましょう。
4分の4拍子で、演奏するビートの基本単位音符(最も基準になる音符)が8分音符であるビート。
主に2拍目と4拍目にアクセントをおくバックビートで歌いながら演奏するスタイル。
そして、8分音符を感じ取れるフィーリング(ノリ)である事が最も重要である。
ハイハットやライドシンバルを使って基本単位音符の8分音符を刻む方法が一般的です。
オススメの8ビートらしい歌い方
ドンツッタンツッ
ドンドンタンツッ
16ビートよりも少し荒々しく、軽快なスピード感と迫力を感じさせる雰囲気が8ビートらしい雰囲気である。
16ビートとの雰囲気の違いをしっかり感じて理解しましょう。
4分の4拍子で、演奏するビートの基本単位音符(最も基準になる音符)が4分音符であるビート。
4ビートにおいて、バックビートで歌う16ビートや8ビートとの大きな違いが、シンバルをメインに歌って演奏するスタイルである。
これをシンバルレガートと言う。
4分音符フィールを感じながら演奏するシンバルレガートは、上の写真の様にその一つ一つの4分音を3分割し3連符を感じながら演奏する。
3連符を感じながら演奏する事によって、シンバルレガートのタイミングは跳ねている。
ハネるについては詳しくは後の「ハネるリズムのメカニズム」で解説します。
オススメのシンバルレガートの歌い方
チーンチッチ
チーンチッチ
しっかりハネるフィーリング(ノリ)を感じながら歌う事が大切です。
テンポが速くなると
チンチチチンチチ
といった感じで音の伸びは無くなりますが跳ねるフィーリングは消さずに歌います。
4分の4拍子で2分音符、または2拍子を基本単位としたビート
楽譜は8分音符であるが、2拍子を感じさせる1・2・1・2のフィーリング(ノリ)である。
オススメの2ビートの歌い方
ドンタン
ドンタン
1.2.1.2
2拍子を感じながら歌う事が大切です。
シャッフルビートは4分音符を3連符にして、3連符の間を抜いた3連中抜きが羅列するビートである。
どのビートよりも軽快にハネるフィーリングを全面的に出したビートである。
このシャッフルビートは、音楽をスタートさせたビートとしても知られ、シャッフルビートが時を超えてジャズのシンバルレガートや、エルビスプレスリーの様なロカビリースタイルのロックシャッフルに変化を遂げ、現代の音楽ジャンルにまで派生している。
ドラマーであればシャッフルビートは必ずマスターしておきたいところである。
シャッフルビートの基本は下の写真のダブルシャッフルです。
8分音符=3連
シャッフルビートは多くの日本人ドラマーが苦手とするビートです。
やはり、このエッジの効いたハネるフィーリングは日本人にはなかなか馴染みが無い様です。
楽譜を見ると分かる様に、ダブルシャッフルは右手ハイハット、左手スネアが全く同じ動きで動くため、シャッフルビートを練習する事によって左手を極めて器用にする事が出来る。
シャッフルビートを極めれば、繊細なスネアさばきが身につくと同時に、日本では抜けた存在のドラマーになれる事間違いなし!
タッタダッタ
タッタダッタ
ツッツタッツ
シャッフルビートは2泊4泊にアクセントを付けて、最もハネるエッジを利かせながら歌う事が大切です。
その名の通り1小節に8分音符が6個で構成される8分の6拍子はハチロクと呼ばれている。
しかし、日本の一部のブルースミュージシャンや海外のミュージシャンはシャッフルビートと呼んでいる。
ハチロクは3連中抜きではなく3連が二つくっ付いて出来ているため、ハネる感じは全く無い。
この3連譜を感じるビートはシャッフルと呼ばれる。
バラードなどで使われる事が多い。
ドッチッチッ
タッチッドッ
ドッチッチッ
タッチッチッ
小さい「ッ」を付けたのは、一つ一つの音を歯切れよく跳ねる様な音で歌った方がカッコイイハチロクになるためです。
こういった小さな事がドラマーの大きな個性に繋がりますのでとても大切です。
もしかすると
ドクツクツク
タクツクツク
タクツクツク
こんな風に歌う必要がある楽曲もあるかもしれませんね。
楽曲が全てですので、楽曲に合わせて歌い方を変えると万能なドラマーになれるでしょう。
その名の通り1小節に4分音符が3個で構成される4分の3拍子はワルツで有名な拍子である。
4分音符が3つだが、音符を細かく分割する事で多くのニュアンスを表現する事も可能である。
ズンッチャッチャッ
ズンッチャッチャッ
小さい「ッ」を付けたのは、一つ一つの音を歯切れよく跳ねる様な音で歌った方がオシャレでカッコイイワルツになるためです。
こういった小さな事がドラマーの大きな個性に繋がりますのでとても大切です。
楽曲によっては
ズンッチャーチャー
このように伸ばして歌う事もあります。
楽曲が全てですので、楽曲に合わせて歌い方を変えると万能なドラマーになれるでしょう。
アクセントとゴーストノートの役割
下の画像は私がよく叩くフレーズなのですが、これを見ながら解説していきます。
■アクセント
このフレーズでいうアクセントとはバスドラム全てとアクセントマーク「>」が付いているスネアになります。
そしてこれがこのビートのメインの歌なのですが、絵に例えると白黒の絵だと思ってください。
■ゴーストノート
このフレーズのゴーストノートはバスドラムとアクセントマーク「>」が無い箇所全てです。
ゴーストノートは、アクセントで作ったメインメロディにビートのニュアンスを付け加える役割を果たしています。
楽曲のノリ(ニュアンス)に対してゴーストノートを使って楽曲に合ったノリ(ニュアンス)のビートを作り出します。
絵に例えると白黒の絵に色を付ける様な感覚だと思ってください。
このビートはアクセントで歌ったビートに加え、16分音符のゴーストノートで間を埋める事により16ビート感を強く感じられるよう工夫されています。
また、ゴーストノートを叩くタイミングによってビートをハネさせる事も可能になります。
ハネるについては後の「ハネるリズムのメカニズム」で詳しく解説いたします。
ビートをカッコよく刻むためのポイントは、アクセントとゴーストノートの音量に明確な差をつけてメリハリを付ける事が超重要です。
音量にメリハリを付けるためのコツとしては、小さい音のゴーストノートをメインの感覚にして力を抜いてビートを刻みながら、小さい音が並んでいるところに時々アクセントを叩いてビートのメロディを歌う感覚が重要です。
弱いタッチをメインに考えましょう。
アクセントとゴーストノートの叩き方についてはこちらの記事
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基本ビートをカッコよくする刻み方
1.ビートの表拍、裏拍共にハイハットにアクセントを付けていく
アクセントマーク「>」が付いていないハイハットについては小さい音になりますので、16ビートに程よい隙間が作られてスッキリしながらもキレのある16ビートを表現する事が出来ます。
2.四分音符のタイミング(表拍)のみハイハットにアクセントをつける
四分音符のタイミングにはバスドラムとスネアが必ず重なっていますので、ハイハットを強く叩いても思ったほどハイハットの音は目立ちません。
こうする事で四分音符を強く感じられ、聞いている人をノリやすくする事が出来ます。
尚且つアクセントがしっかりありながら、ハイハットの音量が静かなオシャレな16ビートを表現することが出来ます。
3.16ビートの裏拍(ワンエンツーエンのエンのタイミング)ハイハットを強調する
この様に裏拍にアクセントを入れる事で、表拍のみならず裏のタイミングも前に出てきます。
まるでリズムを二つ同時に刻んでいるような贅沢な雰囲気になって物凄くカッコいいです。
バスドラムやスネアドラムを叩く時にハイハットがつられて強く叩かないように注意して下さい。ハイハットは小さい音でバスドラムとスネアを強く叩く技術が必要です。
4.パラディドルルーディメンツを使った16ビート
パラディドルルーディメンツの右手をハイハットに左手をスネアに、そして右手の1打目にのみバスドラムを踏んであげると、超カッコいい16ビートが完成します。
これが出来るだけで初心者は卒業したも同然。
ルーディメンツを上手に使う事で、ライバルとの実力の差はドングリの背比べではなく、大幅な実力差が生まれます!
ルーディメンツについて詳しい解説はこちらの記事
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四分音符のタイミングにはバスドラムとスネアが必ず重なっていますので、ハイハットを強く叩いても思ったほどハイハットの音は目立ちません。
こうする事で四分音符を強く感じられ、聞いている人をノリやすくする事が出来ます。
尚且つアクセントがしっかりありながら、ハイハットに隙間があってスッキリした聞きやすい8ビートを表現することが出来ます。
バスドラムを2回踏むタイミングでハイハットがつられて強い音にならないように注意しましょう。ハイハットを毎回同じタイミングとアクセントで繰り返される事でキレイなグルーヴが生まれます。
2.8ビートのハイハット裏拍を強調する
この様に裏拍にアクセントを入れる事で、表拍のハイハットが引っ込んで裏のタイミングが前に出てきます。
まるでリズムを二つ同時に刻んでいるような贅沢な雰囲気になって物凄くカッコいいです。
バスドラムやスネアドラムを叩く時にハイハットがつられて強く叩かないように注意して下さい。ハイハットは小さい音でバスドラムとスネアを強く叩く技術が必要です。
エイトビートの叩き方詳しくはこちらの記事
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1.4ビートシンバルレガートのアクセント
シンバルレガートのアクセントはフットハイハット(足で鳴らすハイハット)のある裏のみだと思われがちですが、基本は四分音符のタイミング全てアクセントです。
ワンツースリーフォーのタイミングがハッキリ聞こえるように、そしてそれ以外を小さい音で叩くと4分音符がきっかり聞こえる上手なシンバルレガートを表現することが出来ます。
主にジャズで演奏されることが多いシンバルレガートですが、4ビートの場合はバスドラムとスネアはニュアンスを作る役割になり、このシンバルレガートがメインの歌になります。
2.シンバルレガートにバスドラムとスネアでニュアンスを作ったパターン
右手で演奏するシンバルレガートを崩さずに綺麗な音のまま、3連の全てのタイミングに左手スネアと右足バスドラムのゴーストノートを叩けるようになると、全てのビートニュアンスに対応できる万能なドラマーになる事が出来ます。
これらの楽譜の様に、両手両足が完全にバラバラになる演奏を4ウェイインディペンデンスと言います。
2.高速になった場合に右手ハイハットを1打抜く2ビート
ブルースよりもジャズよりな雰囲気のシャッフルを表現するのがジャズシャッフルです。
スネアの強弱にしっかりメリハリをつけて音量差を出してください。
超オシャレなシャッフルですね。
2.ダブルパラディドルルーディメンツを利用したハーフタイムシャッフル
ルーディメンツについて詳しい解説はこちらの記事
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バスドラムとスネアが重なっていますので、ハイハットを強く叩いても思ったほどハイハットの音は目立ちません。
バラードによく使われるビートです。
2.ハイハットの表拍から始まる2拍3連のタイミングにアクセントを入れる
3.ハイハットの裏拍から始まる2拍3連のタイミングにアクセントを入れる
2.ワルツの4分音符にアクセントを付けながら裏拍に16分音符2つのハイハットを付けて16感を出す。
3.ワルツの4分音符にアクセントを付けながら表拍に16分音符2つのハイハットを付けて16感を出す。
ビートを決定づける判別ポイント
8分音符のハイハットを刻んでいれば単純に8ビートなのでしょうか。
16分音符のハイハットを刻んでいれば単純に16ビートなのでしょうか。
それがそうとも言えないのです。
ビートを決定づける判断のポイントはフィーリング(ノリ)になります。
例えば
8分音符のハイハットを刻んでエイトビートを叩いていたとしても、演奏者の体の中で16分音符を鳴らしながら16分フィーリング(ノリ)を出して演奏していた場合、これは8ビートではなくて、16ビートという解釈になります。
私にも師匠がおり昔よく師匠に言われたのが、
「お前の16ビートはフィーリング(ノリ)が8ビートのままで、ハイハットの数が倍になっただけだ!!」
というような指摘を何度も受けながら育ちました。
流石に今では意味を理解してしっかり表現する事が出来るようになりました。
師匠に感謝です!
演奏から聞えてくる音よりも更に奥にある演奏者の胸の中の歌い方、それがフィーリングとなりビートのノリを作り上げます。
ビート(リズム)の裏と表
16ビートのカウントは上の写真の様にカウントします。
▼表拍
ワンツースリーフォーと書いてある箇所(4分音符のタイミング)です。
▼裏拍
全てのエンと書いてある箇所(8分音符のタイミング)です。
エイトビートは上の写真の様にカウントします。
▼表拍
ワ、ツ、スリ、フォと書いてある箇所(4分音符のタイミング)です。
▼裏拍
ン、ー、ー、ーと書いてある箇所(8分音符のタイミング)です。
ハネるリズムのメカニズム
ハネるリズムの解説に入る前に、まずハネないリズムのメカニズムを理解しましょう。
上の楽譜は見づらい楽譜になっていますが、リズムのハネを説明するために8ビートの楽譜をこのように表記しました。
8ビートのハイハットとハイハットの間が重要で、休符が1つあります。
叩いたハットと休符を合わせると音符が2つですね。
つまり1つの8分音符に対して2つ、偶数倍で数えているビートはハネていないリズムになります。
上の楽譜の休符にハイハットを入れれば普通のハネていない16ビートです。
それではハネるリズムを見ていきましょう。
下の楽譜をご覧いただくと、8ビートのハイハットとハイハットの間には休符が2つ並んでます。叩いたハイハットと合わせれば音符が3つある状態です。
つまりハイハット1打に対して3つのタイミングを感じながら演奏しているのです。
奇数倍で数えているビートがハネているリズムになります。
歌で表すと音は何でも良いのですが、例えばタタタ、タタタ、タタタ、タタタと言いながら頭のタにハイハットを刻んで8ビートを叩く状態です。
次に下の楽譜をご覧ください。
今度は上の楽譜の2のタイミングが無くなっています。
これを3連中抜きといいます。
普通の3連のタタタの真ん中が無くなったことによって、タッタタッタタッタという歌い方になります。
ハネるリズムはこの1と3のタイミングに音を入れます。
上の楽譜の1のみを演奏すると普通の8ビートですが、3のタイミングにスネアのゴーストノートを入れてみて下さい。
そうすると、ハネるビートが完成します。
ハネるリズムの根源はシャッフルビートから来ています。
基本ビートのシャッフルビートをしっかり練習されると、綺麗なハネるニュアンスを作り出すことが上手になります。
また、日本人はハネるリズムがとても苦手で、しっかり叩けるドラマーもそう多くないので、メトロノームでタイミングガイドを出しながら、こつこつ練習して体得されると良いでしょう。
ハネたリズムの参考動画
メトロノームの設定と練習方法はこちらの記事
👇クリック
応用ビートとリズムパターン
以下2つの楽譜は多くのドラマーが最もよく演奏されるドラムビートです。
多くの音楽に合わせる事が出来る万能ビートなのでここでご紹介させて頂きます。
1.8ビートフィール
2.16ビートフィール
16フィールの2つの楽譜はテンポ120を超えるくらいの両手でハイハットを刻む楽譜になっています。
アクセントを表、裏ともにコントロールする事は、楽曲のリズムをコントロールする上でとても重要なテクニックです。
主にハイハットのサウンドにアクセントを付けて歌うのですが、アクセントはキレのある音で、アクセント以外は力を抜いて小さな音で、しっかりメリハリを付けて叩く事が大切です。
1.16フィール表アクセント
南米の音楽で多く使われるルンバのリズムの基本楽譜です。
アメリカなどの海外の音楽シーンではめちゃめちゃ多用されるリズムで、最近では日本のロックシーンでも少しづつ取り入れられるようになってきています。
軽快なノリで作り出されるダンスミュージックのサンバは、他の音楽とは違う独特のフットワーク奏法があり、裏から表へのダブルキックと裏拍で踏むハイハットは独特な雰囲気を作り出す。
この独特なフットワークをサンバキックという。
ボサノバでも同じ奏法が使われるが、サンバはスピード感を出した「8フィールのボサノバ」といった感じである。
フットワークは基本的にサンバと同じサンバキックを使う。
スネアのクローズドリムショットは2拍3連のタイミングを多用する。
ボサノバは16フィールを強く感じられる音楽で、サンバのスピード感を無くして16フィールを強くしたリズムである。
ジャズを追求しない限り、日本でこのリズムを使う事はなかなか無いと言っても間違いではないと思います。
アフロキューバンはキューバを中心に発展したラテンアメリカのリズムで、キューバ色の強いジャズというのが正解でしょうか。
■レゲエ・ワンドロップ
レゲェミュージックはジャマイカで発祥し、基本ビートは8ビートでいう1発目のバスドラムを鳴らさずに、2拍目のスネアのタイミングで、クローズドリムショットとバスドラムを同時に鳴らす、日本人にはなんともやり慣れない独特のビート。これをワンドロップという。
このビートは、プル奏法(叩いた手を引く)で演奏されるため、ハイハットなどキレのある弾ける様な音で、慣れてくると最高に気持ちの良いビートである。
こちらも同じくジャマイカで発祥した音楽で、ワンドロップ奏法はレゲェと同じだが、ハイハットのオープンクローズを使い独特なニュアンスを出している。
ニューオリンズジャズで有名なリズムのセカンドライン
ビートの中で、スネア及びバスドラムは2拍3連のタイミングが多用される。
この楽譜のバスドラムのタイミングがセカンドラインの代表的な奏法である。
黒人ドラマーが最も上手に使う奏法のリニアドラム奏法
リニアドラム奏法は2つの音が重ならない奏法として知られるが、ただそれだけの単純な事では無い。
私はリニアドラム奏法のドラムフレーズを生み出すメカニズムに着目し深くまで研究した。
その結果リニアドラム奏法は実は究極の音楽的奏法なのである。
日本ではリニアドラム奏法を理解して使いこなせるドラマーがはまだまだ少ない。
初心者にも分かりやすい言い方をすると、カッコいいドラムフィルを無限に作り出せる究極の奏法である。
究極の音楽的奏法などという言い方をすると難しいと思われてしまいますが、そうではなく日本にありふれたドラム奏法と難易度は変わりません。
どちらを勉強してどちらに慣れるか、ただそれだけの事です。
究極に難しいのではなく究極に音楽的なのです。
リニアドラムについて詳しくはこちらの記事
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ドラムンベースはジャングルビートとも呼ばれる事で知られる。
機械的な音を作りだし、16分のタイミングを8フィールで演奏するため、高速かつハイハットやスネアは表からも裏からもダブル、トリプルストロークで演奏されるため、多くのドラマーにとって高い難易度の奏法である。
細かくて速い音使いは手首や指の器用さを問われるため、基礎練習の積み重ねが必要である。
著名ドラマーのジョジョメイヤーがドラムンベースを最もカッコよく表現している。
私がジョジョメイヤーのドラムンベースをドラムカバーしたショート動画を参考まで
何故ならば、ドラムビートをカッコよく叩けるようになる為には、リズムを歌いながら演奏する事が最も重要なのです。
歌いながら演奏しているサウンドと、手順を考えながら演奏しているサウンドでは聞こえ方が全く違います。
演奏者が歌っていないと気持ち良いカッコいいドラムビートサウンドは生まれません。
正しいタイミング感覚をメトロノーム練習で養い、合奏する時は自信を持って自分らしく歌いながら演奏する事が何よりも大切です。
歌うサウンドも自分なりで大丈夫です。
例えば
バスドラムはドン、ド
スネアはタン、タ、カ~ン
ハイハットはチ、チー
タムはトトドドドン
ルールは無いので自分なりに音を決めて、楽曲のニュアンスに合わせて歌ってください。
楽曲のリズムがハネていればハネて歌い、楽曲が細かく16分音符を感じるのなら、16フィールで細かく歌う。
自分のルールで自分らしく歌う事で、最高の個性が生まれます。
私はこんな風に歌っています。
ドッチッタッチド
ドッチッタッチッ
ドタツドドッツド
ドッタッタタタタ
そして、自分の口で歌いきれない歌をドラムで演奏する事は出来ません。
また、音楽は歌わないと説明できないタイミングやダイナミクスなどが多いのです。
このように日頃からドラムを歌いながら叩くクセを付ける事が大切です。
付け加えると、周りの音を聞きながら呼吸を周りの音に合わせて歌います。
カッコいいビートの刻み方
■ビートをカッコよく演奏するためのポイント
1.8フィールの中に16分の細かいフィールを入れる
4.1小節に4つある4分音符の長さ(パルス)を同じにする。
この4点につきます。
カッコいいドラムビートというのは、音をコントロールしているコントロール力が見えやすい演奏です。
そんな繊細な演奏が出来るようになる為には、手足が器用なのはもちろん、前項で説明した歌う事の歌を繊細かつカッコよく歌う事が大切です。
まず、4点のポイントをおさえて、ドラムビートを繊細にカッコよく歌います。
カッコよく歌えたら、カッコいい歌を表現するための演奏力を基礎練習で身に着けていきます。
その結果、ドラムに対する情熱と日々の努力が音に現れるからカッコイイ演奏に聞こえるのです。
当たり前の様な事を書きます。申し訳ありません。
皆がしない様な練習をすれば皆が出来ないような演奏が出来ます。
皆がしない様な練習とは、質の高い練習を毎日しっかり継続することです。
積み重ねで身に着けた技術は簡単に真似されてしまう事はありません。
「簡単なのにカッコイイドラムフレーズ」
を最初にYoutubeでやりだしたのは実は私です。
何故このシリーズを始めたかというと、当時は難しくてカッコイイフレーズの紹介動画しか無かったからです。
私の動画はこの動画です。
そして、この題名は誤りでした。
皆さんからのコメントにもある様に、ある人からしたら簡単でも、ある人からすれば難しいのです。
カッコイイドラム演奏は、ドラムに情熱を燃やした人だけが出来るのでしょう。
フィルインの時もビートを消さない叩き方
フィルインの時に速くなってるとか、遅くなってるとか指摘を受けた事ありませんか?
ビート感を消さないでフィルインを叩けるようになると、フィルインでグルーブまたはテンポが壊れる症状は大幅に改善されます。
また、ビートの上にフィルイン(タム回し)が乗っている状態で、ビートも聞こえるのでとてもカッコイイフィルインになります。
基本的な方法は
ドチチチタチチチ
16ビートの歌の中でタのタイミングがスネアですが、このタイミングに必ずスネアを叩くだけで良いのです。
2拍4拍のバックビートのタイミングにスネアを叩いて、その他のタイミングのみタムに置き換えてみて下さい。
バックビートが聞こえるカッコイイフィルインが完成します。
バックビートをしっかり感じながら演奏する事で、フィルインタイミング(グルーヴ)の安定感が大幅にアップします。
そうする事で、グルーヴがフィルインで途切れてしまう事が無くなります。
リズムを整える練習方法
正確なタイミングはどうしたら分かるのでしょうか。
ここで登場するアイテムがメトロノームです。
メトロノームは音符やテンポを細かく設定する事が出来ます。
この設定を使って、それぞれのビートのタイミングガイドを鳴らす事が可能です。
タイミングガイドに合わせて練習する事で正しいタイミングを身に着ける事が出来るのです。
また、ビートの表や裏に鳴らす事によってリズムの表裏の感じ方を教えてくれます。
リズムの感じ方を体で覚えればリズムをコントロールす事も出来るようになります。
多くの方が嫌がるメトロノームですが、メトロノームの上で綺麗に歌えるようになると、なかなか気持ちよく演奏できるものです。
最初は抵抗がありませすが、少しづつ慣れてきて楽しくなりますので、是非トライしてみて下さい。
メトロノームの設定と練習方法はこちらの記事
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まとめ
ここまでドラムビートのメカニズムについて細かく詳しくご説明させて頂きました。
こんなに多くの知識が必要になると思うと、ビートをコントロール出来るようになる為には遠い道のりの様に思われると思います。
ドラム演奏の中で最も大切なのはビートを刻む事ですから、メカニズムをよく理解しながら練習する事をオススメします。
メカニズムを大きく分けると
1.8フィールなのか16フィールなのかの判別
2.リズムがハネているのかハネていないのかの判別
3.曲のリズムは表でノッているのか裏でノッているのかの判別
4.アクセントの位置は何処に着けるのが楽曲と合うか。
5.演奏する音量はどの位が周りを活かせる音量なのか。
最低でもこの5点を気にしながらビートを刻むと良いと思います。
皆さんのドラムライフが豊かになる事を願っています。
バスドラムの踏み方はこちらの記事
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ルーディメンツについて詳しい解説はこちらの記事
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☆PR☆ダリルドラムテキスト
PERFECT DRUM TEXT
テキスト内容詳細はこちら
※テキストの内容は、私がプロの現場で実際に使っている技術で、多大なる評価を頂いているノウハウですので、販売人数を限定させて頂きます。
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