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キックペダルを足で踏んだ力を最終的にバスドラのヘッドに伝える部分をビーターと言います。
ビーターには様々な種類の物が発売されており、演奏するジャンルによって交換しながら使い分けるパーツでもあります。
ご自分のサウンドバリエーションを豊かにするために、それぞれのビーターの特性を理解して使い分ける事をオススメします。

1 ビーターの種類
2 ビーターの角度調整
3 おすすめビーター

ビーターの種類

１．ビーターの種類

ビーターの開発が進み様々な種類のビーターが発売され音のバリエーションを増やすことが可能になりました。
タイプ別にそれぞれの特徴を見ていきましょう。

■フェルトタイプ

一番オーソドックスで最も使われているのがこのフェルトタイプです。
アタックは出すぎずバスドラの太さも良く鳴りますのでどんなジャンルにもフィットします。
フェルトが擦り減って形が変わってきます。
変形したらヘッドを回転させて擦り減ってない部分を使います。一周して全ての面が擦り減るまで使えます！
素材が柔らかいので、他のビーターに比べバスドラヘッドの痛みは最も少ないでしょう。

■ウッドタイプ
フェルトタイプの太いサウンドに加えアタック感を強調したものがウッドビーターです。
音粒をハッキリ出したい方にオススメです。
難点はバスドラヘッドの痛み方が早いです！
ウッドビーターを使う際はバスドラヘッドにインパクトシートを貼ってから使う事を強くオススメします。

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■ハードタイプ
dw社から発売されているビーターでハードコアビーターと名付けられています。
名前の通りアタック重視でバチバチ鳴るのかと思い、使ってみると実はそうでもない！
ビーターヘッドの真ん中は金属ですが、その周りにあるスポンジの効果なのか、アタックと太さ共にバランスの取れた良い音が鳴ります。
そして、このビーターには調整機能が付いていて、真ん中の金属の突起具合を調整できます。
アタックを強くしたり、アタックを弱くして太くしたりとサウンドを変える事が出来る便利なビーターです。

■樹脂タイプ
キタノから発売されたチタンビーターです。
このビーターサウンドはアタック重視でバッチバチ！
ローも出ますがやはりアタック重視。
このビーターを使った時、突然フットボードが戻ってこなくなりました（汗）
チタンの周りに装着した樹脂が、ヘッドとの摩擦で熱をもって溶け出しバスドラヘッドに貼り付きました。
ハードな音を求めたビーターが、ハードに踏むと熱をもってバスドラヘッドに張り付く。
欠陥品としか言いようがありません！

■モコモコタイプ

このビーターはフェルトにフリース(羊毛)を巻いたソフトタッチタイプ。
アタック音は削ぎ落されバスドラの太い低音が増幅されます。
癒される音楽現場に抜擢です！
最高に気持ちいサウンドを得る事が出来て、私も常々多用させていただいています。

■ビーターヘッドのサイズ
ビーターヘッドのサイズが踏み心地とパワーに大きな影響を及ぼします！
通常のビーター（丸形）サイズ（大きい）は、これから加速するぞ！という時にバスドラヘッドに到達してしまいパワーが出尽くす前に止まってしまいます！！
私の場合リニアドラム奏法でキックを多用＆パワーを出したいので、TAMAの薄いビーターヘッドを使っています。
薄いビーターは、通常のビーターヘッドよりもバスドラヘッドに到達するまでの距離が長いためしっかりパワーが出尽くします。